第六章

私は恐ろしい仮説を立ててしまった。
この赤黒いものが元々血液であり、祭壇の杯は、上から滴るそれを受け止めるものだとしたら……。
天井を見上げる。
あそこに、全ての元凶が、ある。
脂汗が流れる。
心臓が、早鐘のように脈打った。

私は息も絶え絶えに地下室から這い出し……祭壇のちょうど上にあたる「柱」の目の前まで来た。
頭の奥が、じんじんとする。
真実が、すぐそこにあるような気がした。
震える手を抑えながら、柱を隅々まで丁寧に調べた。
「あぁ……気づかないはずだ」
よくよく見ると、押入れの内側から見ないと分からない死角にそれはあった。謎の文字列と、漢数字のボタンである。

私は乾いた笑いを浮かべた。
私という人間は、どこまでも好奇心の奴隷なのだ。仮に最悪な真実がこの先に待ち受けている予感があれど、知りたくて知りたくて仕方がない。この先に、一体何があるのだろうか。
私はこの謎を、解き明かすことにした。

【柱を調べる】
タップしてもLINEアプリが開かない場合は、アプリ内で【柱を調べる】と入力し送信してください